映画館に行く意味がわからなかった私が映画館を好きになった話

 

私は去年の3月頃まで映画というものに興味を持つことなく生きてきました。それまで、映画館に1,500円も払って観に行く価値が正直わからなかったし、映画は長いから(それだけの理由)レンタルもあまりした事がありませんでした。映画館に行くなんてまさにお金の無駄だ。と。

 

しかし、その価値観が去年覆されてしまったのです。

 

去年の私は、売り手市場といわれていた就職活動時期。3月の解禁より少し早い1月から毎日のようにリクルートスーツを着て合同説明会や就活セミナーなどに行っていました。しかし、なかなか上手くいかず3月頃には早速就活つらいよ第1ピークが来てしまっていたのです。

そんな情緒不安定な時期に、ふと映画館の前を通ると、当時散々CMやらで宣伝されていた『ラ・ラ・ランド』の広告が。

「あ〜〜コレ、観たら元気貰えそうだなぁ」とやさぐれた顔をしながら上映時間を見てみると、「あと10分で始まる!!!」

 

 

はい、リクルートスーツにバッチリ固めたオールバックで映画館に駆け込みましたね。

初めて自らの意思で映画館に入り、初めてひとり映画というものを経験しました。

 

 

感想は、もうボロ泣きです。

久しぶりにあんなに泣きました。自分でもビックリするぐらい泣きました。“夢”というテーマがすごく当時の私にはキちゃいましたね〜〜。

就活で上手くいっていない私のための映画じゃないかと勝手に解釈して、それまでのストレスも一気に消え、映画って最高じゃない??!と映画に対する価値観が一気に覆された日でした。

 

 

それから大体月に1本は映画を観に映画館に行っています。去年の今頃の自分が知ったら驚くでしょうね。